直近の決算概況

平成29年(2017年)12月期第3四半期の概況

当第3四半期連結累計期間において、米国では雇用・所得環境の改善と、堅調に推移する個人消費及び企業の設備投資を背景に景気の拡大傾向が続いており、また、欧州でも雇用環境の改善や内需回復を受けて景気が緩や かに回復するなど、先進国経済は概ね順調に推移しました。更に、中国やその他新興国においても、米国向け輸出の増加を中心に景気持ち直しの動きが広がるなど、全体として世界経済は回復傾向となりました。

わが国でも、輸出や企業の生産活動が持ち直しの動きを見せ、企業収益や雇用情勢の改善に伴う個人消費の拡大が下支えとなり、景気の緩やかな回復基調が続きました。

このような経済環境の中で当社グループの電気・電子部品事業は、スマートフォンやパソコン等の販売が堅調に推移したことを受けて、それらに使用されるコネクタを中心に伸長しました。中でも、アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、IoT化の進展に伴う無線通信需要の増大が後押しとなり、使用用途が拡大したことから伸長しました。細線同軸コネクタについても、ノートパソコンのパネル向けに需要が伸長したことから好調を維持しました。また、FPC/FFCコネクタが好調に推移したことに加え、基板対基板コネクタは、高速伝送時のノイズ対策を施した新開発フルシールドコネクタが引き続き伸長しました。HDD関連部品は、HDDの大容量化が進む中、データセンター等のサーバー向けを中心に安定した受注が継続しました。

自動車部品事業は、自動車の電装化に伴い、車載用センサやコネクタの需要が拡大していることを受けて好調を維持しました。燃費向上や排出ガス抑制に効果を発揮する回転センサや圧力センサは引き続き高水準の受注が継続しました。また、車載用コネクタについては、耐振、耐熱性に優れたSMTコネクタがLEDヘッドライトへの採用が進み好調を維持したことに加え、その他電子制御用コネクタについても伸長しました。

設備事業は、スマートフォンやデータセンター等の記憶媒体としてメモリの需要が急増していることに加え、自動車やIoT関連等の分野においても半導体需要が拡大していることが追い風となり、半導体樹脂封止装置や金型の受注が大幅に伸長しました。また、スマートフォン等のSMTタイプ薄型半導体向け自動テープ貼付機も好調を維持しました。

その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は38,233百万円(前年同四半期比13.0%増)、営業利益1,737百万円(前年同四半期は営業損失117百万円)、経常利益1,622百万円(前年同四半期は経常損失974百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益973百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失1,260百万円)となりました。