直近の決算概況

2019年12月期 第1四半期の概況

当第1四半期連結累計期間において世界経済は、米国では長期化する米中貿易摩擦を背景に景気は減速傾向となりました。欧州においては、個人消費が底堅く推移したものの、英国の欧州連合(EU)離脱交渉をめぐる先行きの不透明感は拭えず、景気は低迷しました。中国においては、長期化する米中貿易摩擦の影響により景気は減速傾向となり、依然として先行き不透明な状況で推移しました。

わが国でも、企業収益が改善するなど、景気の緩やかな回復基調が続いたものの、世界経済の減速を背景として輸出が伸び悩み、景気は力強さを欠いて推移しました。

このような経済環境の中で当社グループの電気・電子部品事業は、世界的な景気減速やモバイル端末の販売不振等が影響し、コネクタやHDD関連部品の受注が低迷しました。アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、スマートフォンやパソコン、その他通信関連機器の需要減少並びに在庫調整等の影響を受け低迷したものの、米中貿易摩擦の激化に伴い、図らずも米国や中国以外の顧客からの受注が想定を上回るペースで推移する結果となり、売上を下支えしました。細線同軸コネクタは、主要用途であるノートパソコンの出荷が減速したことが影響し、パネル向けを中心に減少しました。一方、FPC/FFC・基板対基板コネクタは、機器内部における高速伝送時の高周波ノイズ対策を施したフルシールド基板対基板コネクタがノートパソコンやタブレットパソコン向けに伸長しました。HDD関連部品は、HDDメーカーが在庫調整を行ったこと等が影響し減少しました。

自動車部品事業は、中国や北米市場をはじめとして自動車販売が減少しましたが、自動車の電子化が進展していることが後押しとなり、車載用センサやコネクタ等の売上が伸長しました。車載用センサは、燃費、環境、安全性能の向上に寄与する各種センサが好調を維持しました。コネクタ及び電装部品については、主に、ヘッドライトのLED化が進んでいることを受けて耐振・耐熱性に優れたSMTコネクタを中心に伸長しました。

設備事業は、米中貿易摩擦の激化等が影響し景気の減速感が強まる中、半導体メモリの需要が減少いたしましたが、電気自動車や自動運転技術の向上に必要な車載半導体については好調な需要が継続し、それらの製造に使用される半導体樹脂封止装置や金型の受注が伸長しました。また、薄型半導体向け自動テープ貼付機も引き続き高いシェアを維持し好調に推移しました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は11,932百万円(前年同四半期比5.5%減)、営業損失557百万円(前年同四半期は営業利益224百万円)、経常損失580百万円(前年同四半期は経常損失259百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失606百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失331百万円)となりました。