直近の決算概況

2019年12月期の概況

当連結会計年度において世界経済は、米国では非製造業を中心に景気の拡大傾向が続いたものの、中国では米中貿易摩擦の長期化により景気が減速し続け、欧州でも英国の欧州連合(EU)離脱が決定的となるなど政治の不安定感が増し、また米国と欧州連合(EU)との関税措置などの影響を受けて、景気の減速傾向は継続しました。

わが国でも、世界景気の減速傾向や消費税率引上げ、相次ぐ自然災害などの影響により景気に足踏み感が見られるなど、先行き不透明な状況で推移しました。

そのような状況下において、当連結会計年度の売上高は54,019百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益1,505百万円(前年同期比109.4%増)、経常利益1,382百万円(前年同期比109.4%増)親会社株主に帰属する当期純利益925百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失1,882百万円)となりました。

なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。

① 電気・電子部品事業

電気・電子部品事業は、世界的な景気の減速や米中貿易摩擦の激化、モバイル端末の販売不振等が影響し第2四半期累計期間までは低迷したものの、その後、主力のコネクタを中心に回復基調が継続したことにより伸長しました。高速伝送特性に優れた細線同軸コネクタや基板対基板コネクタは、Windows7のサポート終了に伴うパソコン更新需要等により、ノートパソコン向けが好調に推移しました。アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、スマートフォン市場の成長鈍化が影響し伸び悩みました。HDD関連部品は、HDDメーカーが在庫調整を継続したことから低迷しましたが、足元ではサーバー向けの需要に緩やかながら回復傾向が見られました。

その結果、当事業の当連結会計年度の売上高は30,148百万円(前年同期比5.7%増)となり、営業利益は3,293百万円(前年同期比91.2%増)となりました。

② 自動車部品事業

自動車部品事業は、北米や中国市場をはじめとして世界的に自動車販売が伸び悩んだものの、自動車の電子化が進展していることを受けて、自動車部品の需要が堅調に推移したことから、燃費、環境、安全性能の向上に寄与する車載用センサを中心に伸長しました。また、耐震・耐熱性に優れたSMTコネクタは、LEDヘッドライトへの採用が進み好調を維持しました。

その結果、当事業の当連結会計年度の売上高は21,283百万円(前年同期比1.4%増)となり、営業利益は1,290百万円(前年同期比22.8%減)となりました。

③ 設備事業

設備事業は、世界的な景気減速を背景に半導体市場が低迷したことを受けて、半導体メーカーが設備投資を先送りする動きが見られたことから低調な状態が継続しました。

その結果、当事業の当連結会計年度の売上高は2,586百万円(前年同期比18.2%減)となり、営業利益は245百万円(前年同期比25.3%減)となりました。