直近の決算概況

平成30年(2018年)12月期 第1四半期の概況

当第1四半期連結累計期間において世界経済は、米国では天候要因で景気の拡大に一時的なマイナス影響がみられたものの、高水準で推移する景況感や、良好な雇用・所得環境が消費者マインドの向上を牽引し、景気の拡大基調を維持しました。また、欧州でもユーロ高により輸出鈍化の兆しが見え始めましたが、内需主導で緩やかながら個人消費の回復が続いており、先進国経済は総じて順調に推移しました。また、中国やその他新興国においても、外需の拡大が下支えとなり景気は底堅く推移するなど、世界経済は安定的な回復傾向が続きました。

わが国でも、企業収益の増加が続き、雇用・所得環境も良好な状態の中で個人消費が底堅さを維持しており、景気の緩やかな回復基調が続きました。

このような経済環境の中で当社グループの電気・電子部品事業は、スマートフォンをはじめとするモバイル端末の販売不振等の影響により、全体としては前年同期実績と同等の売上水準となりました。アンテナ用超小型RF同軸コネクタは、スマートフォン市場の減速や競争激化等の影響により伸び悩みました。細線同軸コネクタは、ノートパソコンのパネル接続向けが引き続き堅調に推移したことに加え、内部接続向けにも採用が進んだことから伸長しました。FPC/FFCコネクタは、ゲーム機やデジタル家電向けが堅調に推移しましたが、基板対基板コネクタはパソコンメーカーの在庫調整等が影響し、主にノートパソコン向けの受注が低調でした。HDD関連部品は、パソコン向けを中心にHDD市場の成長が鈍化する中、サーバーやゲーム機向けの部品需要は比較的底堅く推移しました。

自動車部品事業は、世界的に自動車需要が増加する中、自動車の電装化が進展していることが後押しとなり、車載用センサをはじめとする電装部品の受注は順調に推移しました。中でもLEDヘッドライト等に使用されるSMTコネクタを中心とする車載用コネクタの需要増が牽引役となり、自動車部品事業の拡大傾向が継続しました。

設備事業は、スマートフォン等の高機能化や自動車の電装化、IoTの普及等を背景とした世界的な半導体需要の高まりを受けて、半導体メーカーが積極的な設備投資を継続していることから、半導体樹脂封止装置や金型の受注が大幅に伸長しました。また、薄型半導体向け自動テープ貼付機も引き続き高いシェアを維持し好調に推移しました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は12,623百万円(前年同四半期比6.3%増)、営業利益224百万円(前年同四半期比46.5%減)、経常損失259百万円(前年同四半期は経常利益48百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失331百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失89百万円)となりました。